如実知見

経文にも「如実知見」、つまり「実の如く知見す」とあります。これは仏の智慧についていわれたものですが、私たちが生きるうえでも大事なことです。自分が思い描いた観念的な基準にこだわり、縛られるのではなく、ありのままに現実を見つめて、なんらかのよい面を、楽しいことを発見し、それを生かしていこうとすることです。
 これは、自分自身に対しても同じです。自分はどこまでいっても自分なのですから、他人を
羨んでも仕方ありません。人間には短所もあれば、長所もある。だから、自分を見つめ、長所を発見し、それを伸ばしていけばいいんです。そこに価値の創造もある。
「新・人間革命」宝土の章

結局、先輩にしてもらったように後輩にしてしまうんだよな(笑)。
善きにつけ悪きにつけ、心しなければならない。
私は、なかなか人に感謝できなかった。
だから、いま、感謝の心を大切にしています。