一念を込めた祈り

「異体同心なれば万事を成し」1463頁

「法華以前の経は境智・各別にして而も権教方便なるが故に成仏せず、今法華経にして境智一如なる間・開示悟入の四仏知見をさとりて成仏するなり」1055頁

「境と智を和合すれば、則ち因果有り、境を照らして未だ窮らざるを因と名く、源を尽くすを果と為す」
天台大師『法華文句』


 所詮、境智冥合を体感したことが無い人に、何をいっても、横ばいの深みのない話になってしまう。

 結局、生命力が足りないのだ。病気の場合もあるかもしれない。そうであれば悩む人の宿命ともいえる。

 本当に決意した時に、生命力を湧源するために、少しでも生命力を振り絞れないことには、突き抜けた祈りは、いつまで経っても達成されない。そういう時こそ並々ならぬ勇気が必要だ。

 勿体なくもその生命力は異体同心の団結から生まれた勢いによっても発揮される。しかしながら、何のために発揮するかにもよる。利他の精神なく、自分の欲のためだけだったら、御本尊が許さないだろう。


 いろいろなことがある中で、自分も原点に立ち返ることが出来た。


 自分を見つめる時を頂き感謝。