勇んで最前線へ

人を憑みてあやぶむ事無かれ但偏に思い切るべし

「誰かがやるだろう」という油断は大敵だ。「自分が全責任を担い立つ」ことこそが、一切の勝利の要諦であると訴えた。

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本日付け新聞に掲載された23日各部代表者会議での名誉会長のメッセージの中の御書の一節です。
幹部がこの御指導を根本に、組織に入っていることでしょう。
それは、広宣流布の御構想実現のための最前線の御指導だからです。
よって、あらゆる表現でなされるとは思いますが、だいたい、その組織の課題となる御指導を幹部が賢く選択して、会合等で話されることと思います。

そして、どんどん小単位になって、もしかしてニュアンスが変わってきて、主旨までが違ってきてしまっては、師匠の直々のお心をつなぐパイプ役にはならないので、幹部失格となってしまいます。
だから、常に信心を磨いて、純粋な心で、師匠の御指導を捉え、実現させていかなければ、組織は発展していきません。

しかしながら、自分が全責任を担い立つという思いで、「いよいよ、全リーダーが、勇みに勇んで、最前線へ躍り出よ!今こそ、全同志の先頭に立って、師子奮迅の力を出し切るのだ」との御指導通り、待っていないで勇敢に打って出て行きたいと思います。



【弥三郎御返事】
●建治三年(1277年)八月四日、日蓮大聖人が五十六歳の時、弥三郎に与えられた御消息が「弥三郎御返事」です。
●初めに、浄土宗の者と法論をする時に、弥三郎が主張すべき内容を述べ、具体的な法論の場の破折のしかたと心構えを示しています。最後に「若干(そこばく)の人の死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあわん為なりけり、此れこそ宇治川を渡せし所よ・是こそ勢多を渡せし所よ・名を揚るか名をくだすかなり」と、法論に勝って名をあげるように励まされています。(日蓮大聖人の御書をよむ下より)