婦人部座談会〜明年の活動をめぐって

師弟の精神を継承する使命


杉本婦人部長:婦人部結成60周年の佳節を迎える明2011年、
「母は太陽 朗らかに平和と幸福の拡大」を年間テーマに掲げて前進。

川原書記長:各部に先駆けて結成された婦人部の60年は、池田先生・奥様が、広宣流布に生き抜く母たちの幸せを願い、また、女性の力を信じ抜いて、励ましを送り続けてくださった宝の歴史

田中総大阪婦人部長:6月には、各地でグループ単位の「婦人部総会」を盛大に開催

川徳島総県婦人部長:婦人部の私たちには、次の世代に"信仰"と"師弟の精神"を継承していくという、大切な使命があります。

川原:今こそ、家庭・地域にあって、後継の育成に全力で取り組んでいきたい。

未来部・青年部の育成に全力


中川:土曜日の夜、未来部を中心に、家族で一緒に参加する「ファミリー部員会」や、未来部のための座談会を設けるなど、各地で工夫

五十嵐総新潟婦人部長:本部幹部会の衛星中継行事には「親子チケット」を作成。

杉本:先生は、「親の祈り、真剣な行動は、間違いなく子どもたちに通じていく。必ず立ち上がる時が来る。信心を伝え、教えていくのは、何より子どもの幸福のためである。そして一家一族の永遠の繁栄のためである」と。

川原:足元が大事です。多忙な中にあっても工夫し、わが家の後継の育成にもしつかりと取り組みを。

中川:徳島男子部は、全支部が弘教を達成。婦人部も男子部の成長を祈り、創価家族として大応援。

川原:九州では、"婦女一体"の活動として、毎月19日を「華陽の日」と定め、家庭訪問。

中川:仕事をもつヤング世代。仕事・子育て、家事と、目まぐるしい日々の中で、唱題を根本に信心即生活で実証を。

田中:女性就業率第一位の福井県、2年前から仕事をもつ婦人部が女子部と合同で体験談大会を。女子部は婦人部の宿命転換の体験に、婦人部は女子部の清らかな信心に心を洗われ、共に大成長。

杉本:先生は、「仏法は人生に勝ち、社会で勝つためにある」「現実を離れて仏法はない」と。
"働く女性"には、現実社会の中で実証を示し、広布を大きく推進する使命が。

田中:和歌山の婦人部副本部長、副役職になった後、JA婦人会の活動などに積極的にかかわり、女性起業家を道を拓く。
杉本:彼女は「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」(御書1467ページ)との御聖訓を胸に、何か地域でできることはないかと、祈り、行動し続けてきた結果。

今いる場所が"広布の舞台"


五十嵐:新潟でも副役職の方たちが大活躍。それぞれが組織の活動を報告し合う集いを開催し、良き触発の場を。

川原:小説『新・人間革命』第22巻には、「正役職者と心を合わせて働いてくれる副役職者が、何人もいれば、活動も、より重層的になる」と。

田中:副役職者の方々は、皆、経験豊富。

杉本:先生は、「『一人』が大事である。『一人』を徹底して大切にしていくことである。後継の一人ひとりが、『一騎当千の人材』に育ってこそ、平和の未来は盤石となるのである」と。
社会はますます多様化しています。婦人部を取り巻く環境も、決して一様ではありません。「今いる場所が私の広布の舞台」と定めて、主体者に。

田中:『新・人間革命』の第24巻で、「母の詩」をつづってくださったことは、まさに婦人部の宝。

川原:この連載には全国の婦人部が歓喜
若き日に母を亡くされた方は、「父母の偉大さを証明するのは、残された子どもである」の言葉に涙が止まらなかった。彼女は今、最期まで広布一筋に生き抜いた母の姿を思い浮かべながら、弟子として活動できることに最高の喜びを。

地域に希望の哲学を発信


五十嵐:小説『新・人間革命』『新・人間革命』の聖教新聞連載6000回を数えた。

杉本:神奈川には、1965年(昭和40年)1月1日付の「黎明」の章(1)から、6000回を超える今に至るまで、欠かさずに切り抜きスクラップにしている方が。
彼女は、「私の人生の歴史であり、先生との対話の日々でした」と。

川原:山口県では、座談会企画の一つとして、『新・人間革命』を。

中川:高知のある支部、毎月一回、小説『新・人間革命』の学習会を開催。読み、研究・感想発表。
学会の歴史や師弟の精神を学ぶ中で、新しい活動者が誕生。聖教購読拡大の推進力にも。

五十嵐:今日まで、先生は、激務の中で、まさに命を削る思いで執筆を続けてくださいました。

田中:肩が張って万年筆を握れない先生に、奥様が「いつでも口述筆記の準備ができています」と語られたというお話も。

杉本:先生は、同志の幸福と勝利を祈り、万代に創価学会の真実を残したいと、魂魄をとどめる思いで、ペンを執ってくださっているのです。
私たちは感謝を忘れず、より一層、小説『新・人間革命』を心肝に染めて、学び深めてまいりたい。

五十嵐:先生は、「女性に、広宣流布に生き抜く信心の筋金が入れば、家庭という社会の基盤も、未来も盤石となる」「社会を実質的に支えているのは、女性である」と期待を寄せてくださっています。

川原:小説『新・人間革命』「母の詩」の結びには、「師弟ありてこそ、永遠なる創価広宣流布の大道がある」とつづられています。
この師弟の精神を根本として、明年の勝利へ出発を切っていきたい。

杉本:ともあれ、私たちは、絶対勝利の婦人部として、「実践の五指針」を胸に、和楽の家庭を築き、地域や社会に希望の哲学を発信し、平和と幸福のスクラムを広げていきましょう。

婦人部実践の五指針 「絶対勝利の婦人部」
一.祈りからすべてははじまる
一.わが家は和楽の前進
一.後継の人材を伸ばす
一.地域と社会を大切に
一.生き生きと体験を語る