TPP批判
環太平洋経済連携協定…TPP
・菅政権時代、ASEAN首脳会議の直前に浮上、菅政権の重大政策としていた。
・日本経団連と連合、大手の新聞・テレビは賛成派、農業や消費者、地方紙は反対した。
・TPPは「社会的共通資本」への挑戦であるべき。
・TPPは、MAIの焼き直しであり、MAIとはアメリカ、メキシコ、カナダ三国が結んだ北米自由貿易協定(NAFTA)
これによってメキシコでは主食のトウモロコシが完全に輸入自由化され、安価なアメリカ産の流入で農業が破滅的打撃。メキシコは、パンかごをアメリカに譲り渡すと今度は、バイオエタノールの激増により、2007年〜2008年にかけてトウモロコシの価格は倍に跳ね上がり、他主食の値段も急騰して、食糧暴動が。
自国の農業の戦略性をうまく使ったアメリカにとっては、儲けてウハウハだった・・・
参考文献:『世界』2011.4月号