人間世紀の光 「4月は我らのものだ」

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戸田先生は、「度量の狭いこと」が、島国根性の「最大の欠点」と喝破された。
 先生は、若い君たちが、大きな広々とした心で、日本を変えていけ! 新しい時代を創れ! と、限りない期待を寄せられていたのである。

さらに戸田先生は、「師の愛に報ゆるの道」(昭和十五年八月号)と題して、こう記されたこともあった。
 「師(先生)と弟子(生徒)の交わりは、水と魚のように切っても切れない深いものであります。師は弟子を愛し導き、弟子は師を敬い慕う――これほど世にうるわしい情愛がまたとありましょうか」

 そして、美しき師弟愛を讃えながら、誇らかに呼びかけられている。
 「皆さんは、将来、立派な人物となって、先生の徳を世に現し、その高く深い愛に報ゆるところがなくてはなりません。そして、このような愉快な立派な報恩の道がまたとありましょうか」
 恩を知る人になれ! 力をつけて、師の恩に報いよ!
 その人が、人間として偉大である。最も晴れやかな人生なのだ。
 それは、牧口先生と戸田先生との麗しき師弟の姿そのものであったといってよい。
 ああ、こうやって、未来を担う子どもたちに、一番大事な人生の真髄を伝えておられたのか――と、私は師の一文に感涙を禁じ得なかった。

師恩に報いる人生を送っていこうと、4・24、5・3を目前に再び決意。