人間革命の歌

山本伸一は、多忙を極める中で

大聖人の大闘争に思いを馳せながら、「人間革命の歌」の歌詞を作り終えたのである。

しかし、本部幹部会までに、曲は完成しなかったのである。
彼は、後世永遠に歌い継がれる、最高の歌を作りたかった。だから、安易に妥協したくはなかった。
"努力を重ねてきたのだから、もうこれでいいではないか"との思いが、進歩、向上を止めてしまう。その心を打ち破り、断じて最高のものを作ろうとする真剣勝負の一念から、新しい知恵が、力が、創造が、生まれるのだ。

新人間革命 勇気三十九