法華経

声聞たちの目覚め――何と素晴らしき「大願の人生」

今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る時無明の酒醒めたりp735 題目をあげたときの爽快さは、生命が無明の酔いから醒める喜び――名誉会長。 今回の本幹は、会場一杯が師弟の心で満ち溢れていて、弟子の底力が試されたような会合でした。私自身、目が覚めま…

授記品

斉藤 ”成仏とはどのような「状態」か”という問いそのものに、まだ爾前迹門の成仏観にとらわれている面がみられます。今の姿とは違う、何らかの”達成された状態”を想定している場合が多い。私たちは、どうしても、「仏に成る」という表現から、そういう考え方…

薬草喩品

・サンスクリット語の薬草喩品には、生まれつき目の見えない男を治療するために、一人の医師が、ヒマラヤへ薬草を探しにいく物語が説かれている。・目が見えないとは六道の苦悩の闇に沈んでいる状態を譬えている。治療後は、六道の流転を脱した状態。このな…

二処三会(にしょさんね)

法華経の智慧1-5 序品2「二処三会 永遠と今との交流」 日々の勤行・唱題は、一往は九界から仏界へ至るための修行であり、従因至果といえます。しかし再往は、それ自体が即仏界に連なっている。そこから現実社会に妙法の知恵と慈悲を広げていく、従果向因の活…