呵責謗法滅罪抄

いかなる世の乱れにも各々(おのおの)をば、法華経、十羅刹、助けたまへ湿れる木より火を出だし、乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり P1132

解説
十羅刹とは法華経を守護すると誓った諸天善神、羅刹とは鬼のような女。

日蓮いわく、どうなろうと世の中が乱れて腐った社会でも、この法を信じるあなた方に十羅刹よ、どうか信心しているこの人を救ってください!と日蓮は甘露の涙を流して毎日、祈っていますよ。たとえば湿った木を、こすり合わせ火をおこそうとするようなものです。しかし強盛に徹していけば必ず火は起こせます。「途中であきらめてはいけないよ」と言っているのです。また乾いた土から水を得ようと思っても簡単にはならないが、日蓮は朝、晩、真剣に祈っているよ!と佐渡の獄中生活から遠い娑婆世界を望んでいるのです。

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祈りの獅子吼たる究極の御文。
明日の私の行方はいずこにと不安になることもあるでしょう。
寝ても覚めても、御本尊様に全てをお任せする思いで、大革新の祈りを起こしていきたいと思った。
わが師匠はいつもいつも、スピーチの最後に、「妻と毎日祈っています」と言ってくださっています。

祈りから行動は生まれる。真心もきっと伝わる。そう確信して、本年の締めくくり、否、100周年の幕開けとしていきたい。