煩悩即菩提・生死即涅槃

   「相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念し給へ、生死一大事の血脈此れより外に全く求むることなかれ、煩悩即菩提・生死即涅槃とは是なり、信心の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり」(御書1338ページ)

「煩悩即菩提・生死即涅槃とは是なり」とは

生死一大事の血脈を受け継ぐ信心によって、私たちの生命が劇的に変革されていくことが煩悩即菩提であり生死即涅槃です。煩悩とは、貪り瞋り癡かの三毒が心身がを悩ませる働きであり、その生命に成仏の悟りの智慧を現すことができるのが煩悩即菩提であり、生死の苦しみの中にいる身に、真の安楽の境地を現すことができるが生死即涅槃です。大信力と唱題で智慧を開き大境涯を確立していくことができるのです。

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   「煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり」(御書710ページ)

悩みを避け、逃げるのではなく、信心を根本に煩悩に真っ向から取り組んでいくとき、煩悩を縁として悟りの智慧が現れて、煩悩をコントロールしていけるのです。
また、生死即涅槃とは、御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えていけば、生死によってもたらされる苦しみの境涯にある生命に、悟りによって得られる安穏な境涯(涅槃)を開き現していかれることを示しており、煩悩即菩提とともに即身成仏を表す法理です。
この「煩悩即菩提」「生死即涅槃」の法理に立脚するとき、あらゆる苦悩を自身の成長と幸福の因に転じていく積極的な生き方が可能になるのです。

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戸田先生:自分の煩悩に生きながら、煩悩のままに、安心しきった幸福境涯をつかむ生活を「煩悩即菩提」「生死即涅槃」というのです。
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