「出でよ!幾万、幾十万の山本伸一よ」

 彼は、師・戸田城聖への東洋広布の誓願を果たす、第一歩を踏み出したのである。
 アジアに広宣流布という真実の幸福と平和が訪れ、埋納した品々を掘り出す日がいつになるかは、伸一にも測りかねた。しかし、それはひとえに彼の双肩にかかっていた。

"私はやる。断じてやる。私が道半ばに倒れるならば、わが分身たる青年に託す。
出でよ!幾万、幾十万の山本伸一よ"

 月氏の太陽を仰ぎながら、彼は心で叫んだ。(新・人間革命第3巻) 

「分身」というキーワードで、心の奥底に潜在していた御指導を思い起こした。

 女子部時代、登壇する度に、「先生のお心をわが心として…」と言っていたが、
馬鹿正直な私は、※池田先生そのものになっちゃえ〜と祈っていたりしていた(笑)
(※皆さんはこの祈り方は、真似しないで下さい。)

一念が心の奥底に届き、宇宙にとどろかせるためには、深い祈りでなければなりません。
人は、どんなに求めても同じにはなれないことを認識していたので、思いっきり祈ってました。要するに、先生の信心に近づきたいということです。
 それとは裏腹に、無理だろうな〜という迷いもありました。


 今の自分は、不思議と迷いがなくなりました。